2016年8月4日木曜日

映画「絞殺」を観た

 朝から(AM5:00) なぜこんな濃い映画を観ているのでしょう、私。観ていると言っても仕事へ行く準備をしながらですが。

 この作品は「開成高校生殺害事件」を元にしています。内容はちょっとアレな高校生が家庭内暴力を始めたので父親が高校生を絞殺、温情判決で執行猶予が付いたものの、妻(高校生の母親)が自殺してしまったというお話です。

 何というか「こんな高校生嫌だ」。マザコンでストーカーで中二病で。いえ高校生の中二病はよくあることですが、かなりの拗らせ感で共感できません。父親は権威主義者、母親は息子離れできない、息子は中二病。何というかきっちり役割分担させすぎていて失敗しているのではと思ってしまいました。リアル感がない。一番リアルでないのはご近所さん達。棒読みっぽい演技は狙ってやってるのでしょう。背景までリアル感がありません。ただご近所さんはリアルでないのが面白いのですが。

 朝からこんな映画観てしまって「私って…」な気分で仕事へ行きました。調子が悪く貧血ぎみになったのでチョコラBBのお世話になりました。

 実際の事件は母方の祖父が…恐らくですが被害者の高校生に大衆食堂経営の父親のことをバカにして育てていたのだろうな…と深読みしてしまいます。こちらも中二病バリバリです。しかもボッチです。うーん、ボッチは拗らせたらダメですよねー。不幸な事に彼は開き直れなかった…そして時代と周囲と自分自身に壊されてしまいました。

 考えてみたら、私はボッチですけど運はいいな…とは思いました。はい。