2018年7月3日火曜日

ゆるい生活(群ようこ著)を読んでみた

 普段はSF、ミステリー、歴史学術系を主に読むのですが、時々この手の作品を買いたくなります。心が疲れているのかも…。 
 内容は体調を崩した著者の漢方薬局でのやりとり、注意された事を守りながらの生活が描かれています。正直「私には無理ー」な内容。いやー全然ゆるくないけど…。でも楽しそうに描かれているので、ちょっといいなーとも思ったり。でも漢方薬局…高そう。貧乏人には無理っぽい。
 面白いなーと思ったのは、受験生を合格させる為に漢方薬局訪れたり(いや勉強できる環境整えて勉強させるのが普通では??)、家事をする必要のない奥さん の指が腫れた話(指を使わな過ぎて)等々。あるある話も多くて、寒くてもファッション優先で冷え性になる女性、お受験したいけど多動性でじっとしていられない子供(漢方薬で治せるのか??)、痩せてるのにまだ痩せたい女性、食事制限はいや、でも痩せたい女性等々。あるあるだから興味深く読んでしまいます。 
 かなり参考になる部分はあります。臍までのパンツとか(これが良いのは分かってるけど抵抗ある…)、甘いものを減らすとか、コーヒー減らすとか。歳を取ったら若い頃よりは減らして当然よね…仕方ない。ただし書かれている事を鵜呑みにするのは危険。著者も書いてみえますが、体質、生活状況は個々で違いますから。著者ば座業です。私のような肉体労働者が著者と同じ事をしたら…間違いなく熱中症(著者は水分を減らすよう指示されている)で倒れます。
 生活の見直しを考える上で参考になる一冊でした。群ようこ氏のエッセイは読み易くて面白いです。